
レングアス・ビバスでの授業の帰り道、あれは21時頃だったと思います。
学校のすぐ近くの大通りで、交通事故の現場に遭遇してしまいました。
↓現場付近。(※GoogleMapより)
リベルタドール通りという、かなり広い道路です。
私はレングアスから帰宅する際、この道路を渡ってバス停まで行かなければいけないのですが。
その事故は私が渡らなければいけない横断歩道のすぐそばで起こっていたため、目を背けたくても背けられない状況でした・・・
その光景が記憶にこびりついて怖くて、なかなかブログに書く気分にもなれなかったのですけど。
注意喚起の意味も込めて、今日書いてみることにしました。
ブエノスアイレスに住んでいる方でしたら皆さんご存知かと思いますが、アルゼンチン人、運転が粗いです。
ウインカーを出さずに右左折、信号無視、急な車線変更、無理な割り込み、スピードオーバー、急ブレーキなどなど、日常茶飯事です。
さらには、日本のように『歩行者優先』といった考えもほとんどない(赤ちゃん連れやお年寄りは優先してもらえたりしますが)ため、
青信号だからといってよく確かめずに横断歩道を歩いて渡ったりするのも危険です。曲がってきた車が突進してくるので。
また、歩行者の方も信号無視が当たり前なので、信号を良くみずに他の人が横断歩道を渡り始めたのに釣られて自分も渡ったら、実は赤信号で車に轢かれそうになった!ということもよくあるので、注意が必要です。
さて、そんなカオスのようなブエノスアイレスでの交通事情ですが。
先日目撃した事故は、自転車に乗っていた男性がバスに巻き込まれて起こったもののようでした。
(※以下、事故の様子を書くので、そういうのが苦手な方はご遠慮下さい。)
私はぶつかる瞬間は見ていないのですが、
その現場を通り掛かった時には、バスに轢かれた男性が意識不明の状態で頭から血を流して道路に倒れているところでした。
息をしている感じも無く、私は一緒にいたクラスメイトと立ちすくんでしまったのですが・・・
でもその後一度、大きくお腹が上下したため、どうやら息をしているようだと分かり少しホッとしたのを覚えています。
しかし、道路には男性が引きずられた後がくっきりと残り、男性の痛々しい体勢などから、いかに重大な事故だったかが伝わってくるような現場でした。
それでも、なかなか救急車が到着する気配もなく。
バスの運転手さんもどうすることもできず、その男性は轢かれた時と同じ状態のまま、ずっと地面に横たわっていました。
(声をかけたりはしている様子でしたが、反応はありませんでした。)
その後、私が横断歩道を渡ってバス停でバスを待っている間に、パトカーがやってきて道路を封鎖して現場の様子を確認したりはしているようでしたが、それでも私がバスに乗り込むまでの間には救急車は到着しませんでした。
↑個人的には、そういう点も、ブエノスアイレスで気をつけなければいけないなーと感じています。
事故が起こっても救急車がすぐに来てくれるわけではなくかなり時間がかかるという話を聞いたこともあるので、救急車もアテにできないな、と。
そんな現場に遭遇したことなんて、これまでの人生で一度も無かったので、本当に怖かったです。
ずっと「アルゼンチンはこんなに運転の粗い人ばかりで、歩行者も交通ルール無視だし、よく事故が起こらないものだ!」なんて思っていましたが、やっぱり起こっているのですね。
もちろん、ニュースなどでは見聞きしていましたけど、実際に目の当たりにすると「あ、やっぱり。」と痛感してしまいました。
安全の面でもそうですし治安の面でもそうですけど、普段生活していると、ついつい気が緩んでしまいがちです。
特に、幸いなことに私自身はまだ危ない目にあったことがないので・・・
でも今回のようなことがあると、一気に気持ちが引き締まりますね。
いま一度、安全確認は怠らないこと、常に何事にも気をつけて生活することなどなど、再認識しました。
子どもを連れている時なんか、なおさらですよね!!
私が事故に遭うならまだしも(?)、ムスコが危ない目にあったり怖い思いをさせたりなんて、絶対にしたくないです。想像するだけでブルッと身震いしちゃいます。
ブエノスアイレス在住の皆様、日々気をつけて過ごしましょうね~!
どうか、事故に遭った男性が無事でありますように・・・
◆おまけ◆
レングアス・ビバスの校舎を撮影してみました。
↓básico時代から通っている、愛着のある学び舎です~

登下校は、安全第一を心がけます!
【移住希望の方へ】※最初にお読み下さい。※
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