
日本人とアルゼンチン人、どちらも参加するお食事会だったのですが。
その中に、私にとって初対面のアルゼンチン人夫婦とそのお子さん(2歳だったかな?)もいました。
みんなでワイワイとお食事を楽しんでいたわけですが、ひとつ、ビックリした出来事があったのでした~!
それは、
私にとって初対面だったアルゼンチン人夫婦が、お子さんのことを「chino(中国人)」と呼んでいたことっ。
もちろん、お子さんも純アルゼンチン人です。
両親のどちらかが中華系とかでもなく、どちらも白人。なので、お子さんも白人。
日本人のお友だちが教えてくれたところによると、
この国では、切れ長の目を持つ人のことを人種に関わらず「chino」という愛称で呼ぶそうなのです~!
ここでひとつ、私の中に長いこと存在していた謎がひとつ、解けました。
その謎というのが、
↓この方。

本名はLeandro Leunisさんと言い、テレビキャスターをされている方です。クイズ番組の司会などもされていて、テレビでよく見かけます。
なんとこのLeandroさん、いつも自分のことを「Hola! Chinoだよ!」みたいな感じで名乗っているんです!
そして、周りの出演者達も、この方のことを「chino」と呼んでいて・・・
私、てっきり「へぇ~!この人、chinoっていう名前なんだぁ!!ご両親、変わった名前を付けたんだなぁ」なんて思っていたのです。笑
それが、お友達とのお食事会に参加したことで、謎が解けたのでしたー!
そうかぁ~Leandroさんも本名がchinoなわけじゃなくって、愛称でみんなにchinoって呼ばれてるんだ、と。
たしかに、ネットで調べてみたところ、 Leandro “chino” Leunisと表記されているサイトが多かったです。
それにしても、ですよ。
アルゼンチン人は、人を変わった愛称で呼ぶという話はよく耳にしますが・・・
(私が街角で聞いたことがある変わった愛称は、「fideo(麺)」!確かに、細長い方でした。笑)
そーれーにーしーてーもぉー、
chinoかぁ。
変わってます、よね。
Leandroさんは、こうして写真で見ると切れ長の目のような気もしないでもないかな?(でも全然中国人には見えない・・・!)

お食事会に来ていたお子さんは、私からしたら二重のパッチリおめめにしか見えなかったんですよぉー。
「パッチリ二重ですっごく可愛い!」と思ってたほどで、切れ長の目だなんてちっとも感じませんでした。
でも、掘りの深い二重パッチリの目の人が多いこの国の人からしたら、ひょっとしたらその子も切れ長の部類なのかなー??
と、考えたら、
Leandroさんもそうですし、お食事会で会ったお子さんもですし・・・そういった方々が切れ長の目なら、
私たちアジア人なんて、ぜーーーんいん!切れ長の目に見えることでしょうね!!
アルゼンチンに住みはじめてからというもの、幾度と無く道行くアルゼンチン人に「china(中国人)」と呼ばれたりしてきましたが。
(時に、なんとなく「あ、中国人だ」くらいの感じで。そして時には、侮蔑的なニュアンスで。)
でもなんというか、
この愛称の話を聞いてからというもの、街で「china」と言われても、
「はいはい、そうでしょうねぇ!あなたたちからからしたら、アジア人はみんな切れ長の目(=中国人というステレオタイプ)があるんでしょうねぇ!!」と、諦め?開き直り?の境地に立つようになりました。笑
まぁ、そもそも私、パッチリおめめじゃないんで!あはは~
とは言え、やっぱり侮蔑的なニュアンスで「中国人め!」みたいな感じで言われるのは嫌ですけどね。
「だから何?!」って気持ちと、「それ(露骨に差別心を剥きだしにした態度)、中国人に対しても失礼だろ!」という気持ちと、他にも色々思うことはあります。
と、人種差別の話になると、話が大いに逸れまくってしまうので、今日はしませーん。
とにかく、
アルゼンチン人の愛称付けのセンスにはいつも驚かされる、というお話でした。
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